禁煙からランニングにハマった日記

禁煙→太る→ウォーキング→ランニング→ハーフ完走→初フルサブ4。次の目標はサブ3.5!

新潟シティマラソン2015 結果レポート(またひとつステップアップ)

マラソンスタートまで

当日は4時半起床で5時に食事をとるつもりでしたので、早めに就寝。寝つきは非常によかったのですが、ハッと目が覚めたのが2時過ぎ。

 

やべぇ、もう寝れない。

 

id:MacRun さんのおっしゃってた通りの展開に。

この時間から酒を飲むわけにもいかず、1週間前に作った予定ペース表をプリントアウトしてイメージトレーニングしたり、ランニング用アプリ(RunKeeper)の設定をレース用に変えたりして時間を過ごしてました。

 

具体的には

  • 音声指示のタイミングを1キロ毎に
  • 音声指示の内容を「時間」「距離」「平均ペース」「スプリットペース」に
  • オートポーズをOFF

オートポーズとは、信号で止まった時などに計測が自動で停止、再開する機能です。今回はスタートの号砲からのグロスタイムを測定、かつ給水等で立ち止まっても計測を止めないようにするためです。

荷物の最終チェックを終えてから、レース用に編集した音楽を聞きながら、布団で身体を休めて朝を迎えました。

 

 いや、正確にはウトウトしていたところ、雨の音で目が覚めました。

はい、きっちりと「雨」が降っています。おまけに寒い!

 

昨日までの天気予報から雨対策をしておらず、雨具もない、タイツっぽいのも買ってなくて、半そでTシャツと短パンしかない。

 

「あ、そうだ。ごみ袋を雨具がわりにって、どこかで見た!」

 

4時半に起こされて、朝飯のうどんとお餅を作ってくれている奥さんに

「大き目のごみ袋ない?」

『あるよ。何するの?』

「穴開けて雨具がわりにかぶるんだよ」

『ふーん、ほら、これでいい?』

 

渡されたのは真黒なごみ袋。ウチにあるかぶれる大きさのビニール袋はコイツと、スポーツ用品店の白い袋。透明なのは、とてもかぶれる大きさじゃない。

 

すぐに 《マラソン 雨具 ごみ袋》 で画像検索してみると、やっぱりみんな透明なビニールで、器用に雨具を作製していらっしゃる。間違っても真黒なごみ袋をかぶっている人はいない。選択肢は3つ。

  1. 透明な袋をセロハンテープで貼り合わせて雨具を作る
  2. 真黒なごみ袋でマラソンデビュー&仮装デビューも果たす
    (ハロウィンの時期だし)
  3. 寒さに耐え、濡れて走る

1.は時間とセンスがないので却下。2.はゼッケンの扱いが不明なので却下。長袖(普通の綿カットソー)を準備して、3.で行くことにしました。

 

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朝の会場はこのような曇天。雨はあがってきましたが、半そで半ズボンには寒さがこたえます。

でもやっぱり大会っていいですね。この緊張感がいい。

フルマラソンが8:00にスタートした後、いよいよハーフと10キロが整列、スタート地点まで移動します。私は申告タイムを2時間としてましたので(申込時は2時間でも強気な目標)、一番遅いDスタートでした。並ぶのも遅かったのでかなり後ろのほうとなってしまいました。

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真黒なゴミ袋は、やめておいて正解だった。

この先を右に曲がったあたりがスタート地点になります。ゲストランナーのQちゃん(高橋尚子さん)のマイクパフォーマンスで選手はヒートアップ!

定刻8:30にスタートとなり、RunKeeperもスタートさせました。スタート地点でQちゃんに手を振っていくので、結局スタートラインまでは2分ほどかかりました。

 

目標ペースとの比較と振り返り

レース中の写真はありません。撮ってる余裕なし。とりあえず目標ペースと実績を比較してみます。

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グラフにしたのがこちら。

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0~5キロまで(ガマンの序盤)

3キロくらいまでは道路は完全封鎖で目いっぱい使えて広いのですが、それ以上に集団がバラけないので思った感じで走ることができません。スタート位置も後ろのほうでしたので、想定していた以上にゆっくりとしたペース。

ここはあせらず、応援してくれている沿道の人たちを眺めて「おれ今、マラソン走ってる」と、気持ちが高揚してきました。ホント楽しくて、笑顔で走っていたと思います(かなり気持ち悪い 笑)

 

川沿いの道に入ると少しバラけてきますが、道幅が狭くなるため混雑具合はそれほど解消されません。目標ペースよりも遅れているので、前が空いたら、ペースを上げて少しずつ出るようにしました。一定ペースで走れないので、結構疲れました。

 

10キロまで(給水とジェルとワタシ)

県庁での初給水。走りながら飲むのはムリでした。

顔の下半分にスポーツ飲料をかぶった状態で、かなりむせてほとんど飲めず。結局止まって普通に飲みました。紙コップを手渡ししてくれたり、落ちているコップを拾い集めたり。ボランティアの人に感謝!

千歳大橋の登り坂からは、前が空き始めたのでペースアップ。自分のペースで走れる、この幸せ。さらにウキウキ感が倍増して、次の給水地点までの坂も一気に駆け上がりました。

9.5Km地点の給水では事前に用意したShotz(左側のシマシマ)を注入します。f:id:gappara:20151008222519j:plain

右側のPIT INはスタート前に飲みました。これは水なしでも全然おっけ。

Shotzのほうがドロっとしていて、レース中では飲み物がないと厳しいと思います。味と食感を例えると、「コーヒー味のパンにぬるやつ」の感じ。そんな食べ物知りませんが(笑)イメージです。

 

15キロまで(ノリノリの初心者)

Shotz注入後は、ますます楽しくなってきました。(決して変な成分が入っているわけではありません)おそらく追い風も関係しているかと思います。

ここ5キロくらい、ずっと目標ペースを上回るスピードできましたので、少しセーブすべきかと考えたところ、ちょうどいいペースの茶髪の男性ランナーが前に見えました。走るフォームも良く、ストライドもしっかりしてるので、彼についていくことにしました。茶髪さんについていくだけでも、どんどん抜くことができます。追い抜くのは結構気を使いますので、速い人についていくって楽ちん♪

しばらくするとShotzが効いてきたせいか、

「もっと走りたい!」

「このまま余力をもってゴールして、ホントにいいのか?」

という想いから、茶髪さんも抜いて14キロの折り返し地点を通過です。

もう、このままいけるところまでいって押しきってやる~

 

20キロまで(リアルランナーとの差を実感)

折り返してからしばらく走ると、フルの早いランナー集団が隣のレーンを並走する形となります。スピードレンジが全然違います。

 

調子に乗ってる初心者は、彼らについていこうとペースを上げました。

100mであきらめました。

根本的に何かが違う。

 

今まで気分良く追い抜いてきてましたが、フルのランナーに抜かれることが多くなるとなんだか疲れが出てきました。

16キロ地点の給水からは川沿いのコースとなり、フルランナーとは別れハーフオンリーの道のりです。ここで初めてキツさを感じました。向かい風です。坂は短いので頑張れましたが、向かい風は妙にきつかった。

かなりフォームも乱れていたと思います。すると目の前にこちら側に向かって歩いてくる大会関係者の人が。

 

「Qちゃんがハイタッチしますよー。Qちゃんですよ~」

 

おぉ、絶妙のタイミング! 高橋さんは大勢とハイタッチするそうなので軽く触れる程度に手を合わせて、パワーをもらいました。

 

そしてゴール

ずっと笑顔で走れたマラソンでしたが、最後の5キロくらいは苦悶の表情だったはずです。今までの練習では出したことのないスピード。激しい呼吸と肺の痛み。足の裏のマメの痛み。練習ではどこかに自分の限界を置いていて、余力残してる。アスリートじゃないので、当然っちゃ当然ですが。

でもレースだと限界に少しだけ近付ける。

 

ゴール後はチップを外してもらって、ゲートで記録証が印刷されます。1万人も超えるとこれくらい合理化してないと、さばけないんだろうな~

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参加賞のジャンボおにぎりとスポンサー企業からの振る舞いモチで腹ごしらえ。おいしかった!

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初ハーフを走って感じたこと

いろいろありますが、3つに厳選。

  1. とにかく楽しい!
    高揚感がハンパない(変なクスリじゃないよ)積み重ねた準備の分だけ楽しさがもらえるんだと感じた。
  2. 走れることに感謝!
    大会関係者、ボランティア、沿道の応援、交通規制に協力してくれてる市民の皆さん、そして一緒に走ったランナーの皆さん。ありがとうございました。
  3. ハーフはやっぱり半分。フルに出たい!
    ゴール後、ラン仲間のフル応援してましたが、フルランナーの過酷具合が違う。自分なんてまだまだ甘ちゃん。もっと自分の限界に近付きたい。

 

長くなりました。最後まで読んでくださって、ありがとうございます!