30キロ走って分かった課題 (続きです)
前回記事の続きです。
トレーニング記録というより新潟の紹介記事になってしまいました。
新潟みなとトンネル
出発から16キロ過ぎて、信濃川河口部の底を通るトンネル、「新潟みなとトンネル」に到着しました。
トンネルの東側「山の下みなとタワー」より、信濃川河口の下をくぐって「入船みなとタワー」に抜けるって寸法です。
まずはタワーの最上階からの眺めをチェック!
天気も良く、佐渡へ渡るジェットフォイルが水しぶきを上げていました。
展望台は360度見渡せますが、資材置き場などがメインで景色はイマイチかも(笑)景色を眺めている人は、わたくし以外誰もいませんでした。夕日とかは綺麗に見えると思います。
反対側の入船タワーまで、およそ1.5キロの海底トンネルがこの下に埋まっています。
無造作に置かれた電車も発見しましたが、興味がないのでスルー。電車好きの方のために画像だけサービスしときます。
6階の展望台から3階まではエレベーターで、そっから1階までは、らせん階段っぽいところを降りる感じです。
少し休んだのがまずかったのでしょうか。いや、ここまで16キロ1時間40分、写真ばっかり撮って給水なしで来てしまったのも、まずかったのでしょう。
階段の下りで、
こむらが、えりー。 がえりー。 ぎゃえりぃぃぃぃ。
(こむら返り)
先日新潟シティマラソンのフルのゴール手前でみた、あの過酷な光景が今まさに自分に襲ってくるとは。
動けない。
痛くて伸ばせない。
手すりに必死につかまる。
情けない・・・。
とりあえず自販機で給水して、持参したBCAA入りのあめ玉をバリバリ噛んで、一気食いしました。あんな飴の食べ方をするおじさんは、いないと思います。そのくらい痛かった(涙)
トンネル内は最高
しばらく休んでからトンネル内に入りました。
ここ、イイです。
特に雪国で走る人にとっては、貴重な雨露をしのげる穴場だと思います。車道とは別に歩行者用の専用通路がありますので、冬場のトレーニングに最適。
防犯カメラも付いており、音楽も流れていました。
足さえつっていなければ走りたかったのですが、イソイソと歩いてトンネルをなんとか制覇しました。
21キロ みなとぴあ
トンネルを抜けてから、信濃川沿いを上っていくと「新潟市歴史博物館みなとぴあ」この辺は歴史を感じる建物が多いです。ここまででおよそハーフの距離ですが、こむらが、えりーの後はボロボロです。なんとか走っていますが、早歩きくらいのスピード。
すぐ目の前には信濃川河口とWhat's NiiGATAのオブジェ。
こんなにいいスポットで天気もいいのに、なぜヒトがいないのか。
しつこいようですが、あえて人が写らないように、細心の注意を払って撮影をしているからです! ホントですよ!(笑)
ゆっくり走り始めましたが、左足をかばいながらのランニングは右足に負荷がかかります。芝生のほうがいいかとそちらを走ってみましたが、かえって体力を消耗する気がしましたので、すぐに道路に戻りました。
体育座り?体操座り?
やすらぎ堤には、ずっと体育座りで川を眺めている人がいます。この座りかた、体操座りという方もいらっしゃるようです。
ちなみにこのお二人はオブジェでございます。新潟にきて薄暗い中、RUNする方は要注意です。最初はわたくしもビビって声出しそうになりましたから。
足は幾分良くなってきましたが、全然ペースが上がりません。奥さんに電話して迎えに来てもらおうか迷いましたが、この苦境もトレーニングの一環として最後まで粘ることとしました。
走り方がおかしくなると、上半身(肩のあたりや背中)も疲れや痛みが伝搬してきました。そもそも、足がつるということは足だけに負荷がかかり過ぎなのでは。つまり、体幹が使えていないと感じました。前半、ショウウィンドウに映るフォームをチェックしていた自分が恥ずかしい!
25キロ~30キロ
この辺が一番きつかったです。おそらくフォームもボロボロで、ロボットのような走りだったかも。残り5キロでもう一個の隠し玉を思いだし、ほおばりました。今まで食べた梅の中で、一番の梅でした。この甘さと酸っぱさのハーモニーは、決して忘れません!
なんとか30キロを完走(完歩)しましたが、身体のトレーニングよりもむしろ精神的なトレーニング?となりました。
得るものも多かった30キロランでしたが、こうやって振り返ると楽しさだけの前半と、苦境も楽しめた後半で、2度美味しかった。
例えるなら、これからの季節、おいしいお鍋を堪能した後の、〆の雑炊(またはうどん、いやラーメンも捨てがたい)のような充実した一日を過ごせました。
でもホントは
当初のもくろみは、後半に市場に立ち寄って、コロッケやら焼き魚とかお惣菜系を食べレポしながら走る予定だったのに・・・。
エリーのせいで、空腹の中 あめ玉2個で終了。